1.食品自販機とは
食品自販機とは食品や飲料を無人で販売する自動販売機です。
非対面で24時間いつでも商品を購入できる利便性を提供します。
主に、冷凍食品、温冷食品、常温食品、お菓子、パン、スイーツ、調理済み食品など、多様な食品アイテムの販売が可能でキャッシュレス決済に対応した機体も増えています。
食品自販機は、飲食店店頭、商業施設、交通機関の駅、オフィスビル、学校、病院、公共施設など多くの人が集まる場所に設置されることが多く、様々な目的で活用されています。
また、24時間営業のため消費者にとっては便利な食品購入手段として広く利用されています。
食品自販機の設置は24時間営業による売上拡大、無人販売による人件費の削減、顧客への利便性提供、スペースの有効活用など様々な利点があり注目されています。
2.食品自販機設置の流れ
2-1. 設置場所の選定
食品自販機を設置する適切な場所を選びます。
設置場所の選定は、自販機の利用頻度と収益性に大きく影響します。
人通りがある場所や、従業員が多く利用するオフィスビル、学生が集まる学校、訪問者が多い公共施設などが理想的です。立地選定では動線や可視性も考慮に入れましょう。
2-2. 自販機の選定と購入
設置する食品自販機の種類やサイズを決定し、適切な機種を選びます。
自販機の種類には、冷凍食品自販機、温冷自販機、常温自販機などがあります。
設置場所の環境や提供する食品の種類に応じて最適な自販機を選び、信頼できるメーカーや業者から購入します。
2-3. 基礎施設の整備
自販機を設置する場所の基礎施設を整備します。
自販機の設置には、電源や通信できる環境が必要です。特に冷凍や温冷自販機の場合、適切な電圧やコンセントの配置が重要です。また、ネットワーク接続が必要な場合は(クラウド管理など)、通信可能地域ではないとクラウド管理は難しいと思います。
2-4. 必要な許可と法的手続き
次に、必要な許可や法的手続きを確認します。
地域によっては、自販機設置に関する規制や必要な許可が異なる場合があります。
例えば、食品衛生法や建築基準法、消防法などの関連法規を確認し、必要な手続きを行います。また、設置場所の管理者や所有者との契約も重要です。
2-5. 設置と説明
自販機を実際に設置し、利用説明を行います。設置日、説明日は別々でも大丈夫です。
設置業者が自販機を運搬し、所定の位置に設置します。
その後、電源を入れて動作確認を行い、商品の補充や価格設定のやりやり方を教えます。
IRMジャパンでは自販機の運用をサポートいたします。
信頼性の高いメーカー機種をお客様のご要望に合わせてある程度カスタマイズすることも可能です。
3.設置後の管理運用方法:補充、在庫管理、整備
食品自販機の設置後、効果的な運用のためには商品補充と在庫管理が不可欠です。
3-1商品補充
定期的な補充は、売り切れを防ぎ、常に新鮮な商品を提供するために重要です。
多くの自販機は、管理ソフトウェアと連動しており、売上データを活用することで、効率的な補充スケジュールを作成できます。これにより、補充のタイミングを逃さず、無駄な作業時間を減らすことができます。
3-2在庫管理
在庫管理の効率化には、以下のポイントが重要です。
在庫の回転率:
売れ筋商品とそうでない商品を区別し、回転率の高い商品を重点的に補充します。
売上分析:
売上データを定期的に分析し、需要の高い商品を特定することで在庫切れや過剰在庫を防ぐことができます。
消費期限管理:
特に食品自販機では、商品の消費期限を厳密に管理する必要があります。
期限切れの商品が混入しないよう、補充時に古い商品から順に補充する「先入れ先出し」の方法を徹底します。
これらの方法を取り入れることで、食品自販機の補充と在庫管理を効率化し、顧客満足度を高めることができます。
3-3連絡先とサポート体制の整備
よくあるトラブル、例えば商品の詰まり、決済システムの不調、電源供給など機体に関するトラブルはせっかくの販売機会を失ってしまいます。
定期的なメンテナンスと適切な使用方法を心掛けることで、避けられる問題もありますが、
機器の不調や異常を感じた場合はすぐに購入先に連絡しましょう。
《自販機のお問合せ先》
★IRMジャパン株式会社 北陸工場
石川県白山市八田町669-1
電話 076-274-3838
★IRMジャパン 長野工場
長野県安曇野市豊科高家1178-1
電話 0263-71-6060